よくあるご質問
アフターサービスと瑕疵担保責任の違い
住宅メーカーのパンフレットなどには「アフターサービス充実。20年の長期保証」といった謳い文句が盛り込まれている。実は、このアフターサービスと長期保証というのは、厳密には別のものだ。アフターサービスというのは、住宅メーカーや不動産会社などが各業者ごとに独自に提供しているサービスのことで、必ずしも法的な裏付けはない。不具合の補修を頼んでも、なんだかんだと理由をつけて何もしない業者もいれば、定期的な点検をしたり、電話一本で駆けつけて手厚くケアしてくれる業者もいる。各業界団体でアフターサービス基準などを設けているが、それに従ってきちんと対応してくれるかどうかは業者の企業姿勢次第ということになる。これに対して「長期保証」のほうは、民法や宅建業法、品確法などに定められた瑕疵担保責任に基づいている。瑕疵があった時には業者は無料で修繕しなければならない義務がある。両者の違い、内容をよく確認しておきたい。